やっと

恐ろしいサボリ具合で今日はもう25日の午前2時なんだけど、毎月1日の恒例月イチ読書感想をup!今回は2月にup予定だったけど、縁起でもないからと3月へスルーして余裕があった筈なんだけどおかしいな。縁起でもないということは覚えてたんだけど、どうして?と思って遡ってみたら、RafaAustralian Openで優勝した日だったから…そんな日に死の家の記録ってさ、駄目だよね。っつーダラダラな前置きはこれ位で感想を…ドストエフスキー著、工藤精一郎訳の死の家の記録ルシアづいているような…これに関しては意外とMaratとは関係ないのよ…。「カラマーゾフの兄弟」や「罪と罰」などドストエフスキーは守備範囲かも。古くは「白痴」とかね。トルストイなんか殆ど読んでないと思う。あらすじを見てドストエフスキーに吸い寄せられるみたいなね。自身がペトラシェフスキー事件とやらで逮捕され、死刑直前に恩赦でシベリア送りになった体験から派生したお話。獄中の日々や他の囚人の話が割と生き生きと書かれている。敢えて書いたけど割とという表現はなくてもいいかも。貴族とそれ以外(農民など)の人達には微妙に温度差があったり、獄中なのに何とかして「酒」を飲むために努力したり、黙認されてることもありつつ割と(また書いたけど)自由な感じはした。でも、年に数回のお風呂のシーンとかクリスマスの時の気持の盛り上がりとか、何処までホントなんだろうと思いつつ、かなり実態に沿ってるんだろうなと思えた。笞刑(ちけい)というのが随所に出てきて1000回とか2000回とか数が尋常じゃない。笞はむちのことで、しもとと読むらしい。笞:罰の用具。罪人をむち打つための、細い木の枝で作ったむち・つえ。ちょっと前に、BSニュースか何かで鞭打ちにあう人の映像を見たんだけど、4〜5回打たれてるだけでスッゴイ痛がりよう。それ(1000回)にじっと耐えるらしい。ロシア人ってロシア人ってと思うんだけど、出身エリアによってレズギン人とかタタール人とか色々出てくる。まぁあれだけ広大な国だしね。Maratは確かタタールだったし。ドストエフスキーの話って罪を犯した主人公の色々な葛藤とかが書かれてることが多いんだけど、犯したあとの主人公の苦悩や行動がメインで殺したという罪の重さについて殆ど言及していないってのがある種の特徴だと思う。罪を犯したからこそその物語が成立するみたいな、本末転倒な気がしないでもない。まぁそんな意味でも面白いね。あまり触手は動かないけど次はトルストイでも?

確かこれはMaratのパパの地元で勲章を貰うの図だわっ!