4.朱は交わらぬ

恒例となってまいりましたが、今日はゆっきー先生鏡子の家のお気に入り表現を紹介の第4回目でございます。作中に夏雄という日本画家が登場するのですが、夏雄が見た素晴らしい落日を展覧会に出品する絵の題材にそれをどう表現するかという場面で、
古渡純紅朱(こわたりじゅんこうしゅ)、古渡九華朱古渡紅赤こう(←工場の工の下に水という字)、古渡旭日光朱古渡高麗朱古渡鳳舌朱古渡濃紅朱古渡丹紅朱の中からどれを使おうかと色定めをしている様子を描き、夏雄の朱のコレクションを披露しておられます。そして、古渡鳳舌朱を使うことに決め、それを鹿膠(しかにかわ)で融いて色試しをしたと表現されております。
で、ピンポイントで各色名を探して紹介しようと思ったらば蟹!ないので、勝手に(スンマセン)横浜の絵具屋三吉というお店の画像を取ってきたついでに、

紹介文を載せておきます〜!
http://blog.sankichi.lolipop.jp/?eid=355685
朱に交われば赤くなると申しますが、朱って交わらないんですね〜!