“36 Quai des Orfèvres”

今日のタイトルはフランス映画のタイトルでパリ警視庁の住所。それが「あるいは裏切りという名の犬」という邦題に…誰が考えるんだろうね、見ると違和感ないし、逆に原題だと日本人にはインパクトゼロだし…

で、今日は「あるいは裏切りという名の狢」としてクラシックのコンサートに行って参りました〜!先週、まだまだ記憶に新しい「全盲の辻井さん、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝」というニュースを見て、近々コンサートないかな〜と調べようとしたら本人のHPがパンク状態。地域のコンサートホールの名前等で検索しても見つからない。9日のお昼のワイドショー?で取り上げられてて17日に当地でという情報ゲット!17日はYさん、Kさん、Kちゃんとで某有名レストラン・廉価店?のワイン会の予定が…でも行きたい!と電話するも話中で繋がらず、まぁそうだよね〜と思いつつネットでチェックしたらパラパラ席が残ってる!3人に連絡してる時間なんてないっ!と2席ゲット!3人で行ってもらってもいいけど、私を介しての知合いなのでどうかなと思ったら仕切り直そうと言ってくれて、目出度く?自分の欲望で数少ない友のYKKを裏切ってコンサートへ行くことに。興味がある人を誘った方がと知合いのピアノ教師に聞いたら、指揮者が見たいから早くからチケット取ってたって…辻井さん?とピアニストには興味なさ気…えーっ!1粒で2度美味しいんだ〜!と盛り上がるも、唯でさえ友達が少ないのに、お金を払って聴きに行くほどのクラシック好きなんていないよなぁ…先週習い事に行った時に、お金持ちマダムによかったらと軽くお声掛け→スルーだったけど目出度く同行者が見つかった。ルシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団なので、演目はチャイコフスキーラフマニノフマラトとムジナットピアノ協奏曲第2番交響曲第5番。クラシックには造詣が浅いけど、マラトとムジナットは有名な話だから聴いたらわかるかなと思ったら、20分間片時も聴いたことがない曲でした。初めて聞いた感想はガチャガチャしてるなという印象。ラフマニノフは、悪友Kが昔「のだめ」に嵌ってて、買ったCDを無理矢理***させられてよく聴いていたのでバッチリ!ピアノ1箇所間違えてたけど、オーケストラも凄く良くて圧巻でした。拍手が鳴り止まなくて、何度もカーテン(ないけど)コールが。2階席だったんだけど(選択の余地なし)、伸君は指揮者のウラディミール・スピヴァコフさんに手を取られて何度も出入りしてた。ホールへの扉が開けっ放しで、裏でハグしてるのが見えて良かった。舞台上では終わった後にハグしてたけど、裏でもよくやったね〜にみたいに頭をなでて貰ってて、愛情が感じられて微笑ましかった。そして交響曲第5番も聴いた事がなかった訳だが、こっちはマラトとムジナット(←しつこい)より、入りやすくメリハリがあってハーモニーも素敵で良かった。まぁ私たちはふたりだけの世界でいいしね(イテテテテ…)。チャイコフスキーバレエ音楽はバッチリと思ってたので、今日の演目も聴けばわかると思ってたけど予習が必要だったね。でもアンコールが3曲あって、白鳥とくるみ(略しすぎ?)からだったので、最後の盛り上がりからガーっと登りつめる感じで、友を裏切って行って良かったぜ〜(最低)。指揮もクールで知的な感じで緊張感があってとても素晴らしかった。交響曲第5番が終わった後、ホルン奏者がスタンディング・オベーションをしてた。で、指揮者のウラディミールが、圏外から狢の抱かれたい男Top10にランクインしたよっ!これでTop10にルシア人が3人!むふっ!(←変態)Marat love!

2003年結成とまだ新しい楽団なんだけど、狢が抱かれたい男Top10内のルシア人のうちのひとりプーちゃんことウラディミールことプーチン大統領*1(至って正気です)肝入りで、発足時から強固なスポンサーが付いて、こんな素敵なホールも作られたらしい。

Marat連れてってね〜!Moscow迄は自力でとチラベルト(お約束)、ビッビザが必要なのっ?なんかとても面倒臭そう。だってルシア側の旅行社作成の行程表?がいるみたいだし、いつものような気まま旅は絶対に無理っぽい!準備に2ヶ月位掛かりそうだし…代理店使わなきゃいけないのか〜、思い立ってフラッと出掛けられないのね〜。個人招待ビザというのもあるみたいなんだけど、Maratに色々お願いしなきゃいけないし(←えーっ)、♪しょんぼりぼりぼり 欝ってしまう〜♪嗚呼がっがりだよ〜。
最後に覚醒っつかー記録も兼ねて、アンコール曲を紹介。
伸君がショパンの子守唄
オケがチャイコフスキー白鳥の湖ナポリの踊り」、くるみ割り人形「トレパーク」
ハチャトリアン、ガイーヌから「レズギンカ」ハイレベルで素敵なコンサートでした!

*1:当時の肩書き、現在は首相です。