15.溝鼠のような恋

こういうわけでその夜の空が、否応なしに二人の目に入ったが、街明りの照り返しにもめげないその夜の星空は素晴らしかった。しかし
悠一の鼻孔は、川の悪臭をかぎ、二人のぶらぶらさせている靴は、水面のすぐ近くにあった。悠一はこの少年がまことに好きだったが、われわれは溝鼠のように恋を語っている、と思わざるをえなかった。

ゆっきー先生「禁色」、S潮文庫、P.457より引用、
溝鼠じゃあちょっと嫌なので、ヤマネさん…

小説に突っ込んでも仕方ないんだけど、それは恋なのかな?行きずりも恋か…