多少の自己満足

早いもので祖母が亡くなって1年。色々あったなぁ…もっとしてあげられることがあったよなぁと色々考えると悔しくて涙が出たりしたけど、時間と共に受け入れられるようになってきた。でも、やっぱり悔いてるけどね。まぁどうしようもないことだからと慣れてきたのかも。最後の数年、一緒に暮らせてよかったと思いたい。根が強欲なのでもっと色々と欲張りがちだけど、一緒に京都や東北に旅行に行くことも出来たし。

高雄の川床。綺麗だねぇと喜んでた。
元気だった時に、死んだら天国と地獄とどっちに行くか聞いたことがある。答えはわからない。希望は?ってことで「じゃあどっちに行きたい?」と聞いたんだけどわからないと言った。死後の世界なんてわからないし達観してたわけじゃないと思うけど、不思議な気がした。普通天国って言うよねと。行ってみなければわからないとも言っていた。そんなこと聞いてと思うかもしれないけど、もうお迎えが来るとよく言ってたから聞いてみたのだ。割と辛口に言いあう仲だったので至って普通の会話なんだよね。斑にボケていたので、時々私の顔をみて「狢ちゃん?」とか言われたり…1番笑ったのは私の顔をじっと見て「狢ちゃん?狢ちゃんだねぇ…彼方は父親に似てるね。女の子は父親に似ると幸せになれるというけど、どうやらそうじゃないらしい」と言いやがった!「うるせーばばぁ!」(実際は言ってないけど)って感じなんだけど、ウケた!幸せ→結婚と思ってるというのがわかるだけにね。結婚だけが幸せだとは思わないけど、ボケ老人(ひでぇ)に1本取られたよ。そんな時間がずっと続けばよかったけどね。まだ言ってる…でも、1対1で接していたので正直、ボケが進行して介護が厳しくなったらこの先どうなるんだろう?元気なときはいつ死ぬのかなと思ったこともある。知り合いに「天命」だよと言われた。天が与えた命だからその時まで生きるんだと。そうか〜とも思うけど難しいね。まぁ楽しかったこととか思い出すようにしてる。そんな思い出があるだけでもいいのかも。相変わらず幸せではなさそうだけど、ボチボチやってます。