最後の最後に

あえてって訳でもないんだけど、早く読んでたにもかかわらず感想を先延ばしにしてた。今日はすっかり大晦日!随分忘れちゃったけど(おいっ!)、スタンダール著「赤と黒」の感想を書いておきます。貧しいがゆえに?屈折したジュリアン・ソレルが雇い主の妻に恋してというより、それを自分に課すかのようにモノにする。その後、出世とその場所から逃れる為に環境を変える。新天地で主人の信頼を得ながら、身分不相応なのにその娘を手に入れる。それも好きとかじゃなく優位に立たれるのが嫌だから、相手を跪かせたいといった気持ちから。全てが上手く行くと思った矢先に昔の恋人(妻)の取った行動に足を掬われる。それで自分の気持ちに気づいたんだけど、犯した罪を受け入れて最後を迎えるみたいな感じだな。割とすんなり読めたけど途中でちょっと飽きて下巻のあらすじを読んじゃったんだけど、ラストは想像とは違った。グダグダに終わらずキッチリ切った感じ。それが良かったけど。

4,900円也!どんな終わり方だよっ!